Miyakawa Blog

ウェブディレクターが日々のことを綴るブログ

ウェブコンテンツを作るためのディレクションの初歩の初歩

先日参加してきた WDF Vol.16 「SEOそこまで言って委員会」で、「コンテンツが大事なんですよ」という話だったので私なりのコンテンツの作り方をまとめてみようと思う。

当たり前といえば当たり前のことなんですけどね。

コンテンツの作り方というとディレクタによってやり方は違うでしょうけど、他人の作り方って気になりませんか? なので9年近くやってきている私のやり方をここで公開してみます。 *過去にも書いているけど最新版ということでご容赦ください。

1. まずは情報収集

今年は今の会社に入り、ディレクションばかりしていました。 ディレクションは繁忙期には月間 10 本ぐらいしていたと思います (^^;;

ウェブサイトを作るには当然、情報が必要です。 情報を集めて、整理し、コンテンツの形にまとめるためです。 クライアントに直接会ってインタビューすることも重要ですが、その前に事前の情報収集をする必要があります。

そのために市場調査をしておきます。

  • クライアントの業種・業態がどんな仕事なのかを調べる
  • 上に被りますが、同業他社のサービス内容およびウェブサイトを調査しておく
  • 身の回りの人にインタビューしておく
  • 仕事を取ってきた営業にインタビューする
  • リニューアル案件なら現行サイトの診断をする

2. クライアントへの取材

事前の情報集が終わったら次にするのがいよいよクライアントへの取材です。

取材内容は大きく分けて 2 つ「取材」と「撮影」です。

取材のポイント

クライアントが経営しているサービスについて次のことをインタビューします。 お店の客層、ウェブサイトの意図・目的・期待などです。 また、クライアントのお客様について、お店に来る理由、お客様がよくされる相談事(困りごと)、お客様がどこでお店を知ったか、お客様の反応(お喜びの声など)をインタビューします。

他にもいくつかありますが、多分だいたいこんな感じ。

撮影するポイント

初回打ち合わせの時の撮影の目的は「店舗」の様子を把握できるように撮影することです。 本コンテンツに使える素材も撮影できればラッキーなつもりで撮影します。 *事前にコンテンツ用写真の撮影の段取りが出来ていればその限りではありませんが、インタビューに時間がかかるのでちゃんとした撮影は別の日になることが多いのではないでしょうか。

3. 情報の整理と見出し作り

    1. の内容は整理し、サイトマップを作るためにコンテンツの構成を考えてまとめます。 このときちゃんとしたサイトマップを意識し各ページタイトルを決めます。 そして、各ページ内の各構成も決めていきます。

h1, h2, h3, h4 の見出しタグを意識して文脈を意識したページ内構成タイトルを考えれば結果的に SEO を意識したコンテンツになるでしょう。

*この段階で情報を整理できない、あるいはアイディアが出てこなければ「情報不足」が考えられるので情報収集のやり直しとして 1. 2. をやり直せばいいと思います。

4. およそのレイアウト決め

サイトマップと各ページの構成タイトルを決めたら、各ページのレイアウト(写真や原稿、図などの配置)を決めつつ、並行して原稿については必要な原稿の文字数を決めていくわけです。

ごあいさつ文は 250 文字程度、商品説明文は 各 30 文字程度、サース概要文は 150 文字程度という風に決めておくと文章を用意する人も考える目安ができます。

5. ライティング・撮影など

ライティング

ライターがいる規模の制作環境があればライターに原稿を依頼します。 でなければ、クライアントに宿題として原稿を依頼します。

ライティングの方法については先日の WDF で株式会社サイバーエージェントの木村さんがヒントを会場で公開されていましたね。

撮影

初回打ち合わせの際にロケハンしておき、撮影の時間帯や段取り、被写体、その他の準備などを決めておきます。 飲食店などの場合は料理の撮影が必要な場合がありますので、事前に撮影する料理と撮影時間も決めておきましょう。

ライト、三脚などの準備をお忘れなく

*店舗の外観撮影などは太陽の位置や店舗前の混み具合、駐車場がある場合は車の駐車状況に影響を受けるので事前にクライアントにベストな時間帯を聞いておくといいと思います。

6. コーディング及び実装

蛇足の記事かもしれませんが、これまでの準備を行い、紙上でコンテンツとして矛盾がなければ制作を開始できるでしょう。 後はデザインやコーディング及び実装を行います。 *サイトマップ構成が決まった時点でトップページデザインぐらいは作れると思います。

数年前のウェブ制作の流れなら Design は Photoshop などのアプリでガチガチに固めてクライアントチェックという流れが主流だっと思われます。 しかし、パソコンを始め iPhone や Android, タブレットなどの表示デバイスが多岐にわたり、端末の width (表示幅)が複数ある今時はプロトタイプを作りながらデザインを固めていく方が制作スピードが速いと思われます。

とは言え、制作会社の環境によっては「うちは Photoshop から始めないとできない」というところも多いと思いますので、そこは制作環境の許す範囲でいいと思います。

どちらにもメリットとデメリットはあると思いますので。