Miyakawa Blog

ウェブディレクターが日々のことを綴るブログ

写真で振り返る「金沢ハッカソン2013」 - アイディアソン編

今回で2回目となる「金沢ハッカソン」のアイディアソンが2月16日(土)、国立石川工業高等専門学校のトライアル研修センター2階で27名を集めて開催されました。 本番のハッカソンは4月6日(土)、7日(日)に同じく国立石川工業高等専門学校で行われる予定です。

※昨年開かれた第1回のハッカソンの様子はこちらをクリックしてご覧下さい。

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金沢ハッカソン2013の目的の趣旨

まず聞き慣れない「ハッカソン」という言葉について補足しますと次のような感じです。

ちょっと豆知識:
ハッカソンとは 「ハッカーソン」 (hackathon): – IT用語辞典バイナリ
ハッカソンとは、同じテーマに興味を持った開発者が集まり、協議・協力しながら集中的にコーディングを行う催しである。 ハッカソンという言葉は、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語とされる。

個人的な意見で言うと、金沢ハッカソンでは「やってみたいことにチャレンジして、勢いでおもしろいウェブサービス作ってしまおう」という愉快でユルい集まりを目指してます。

前回のハッカソンでは主要メンバー10名だけでハッカソンを行いましたが、今回は「大勢の方々を誘ってみんなでやってみると楽しいんじゃない?」ということでFacebookイベントやATENDなどで広く募集をかけました。

総勢27名の方々が集まりました。

じゃあ、どんなウェブサービス作ることにしましょうか?

しかし、「何かを作ろう!」と急に言われても何も作れませんよね?

恋人とデートするのに「どこに行きたい?」と聞いて「どこでもいい」と言われるより、「映画に行きたい」「動物園がいい」と言われた方がプランが立てやすいものです。

ハッカソンを「デート」と例えるならば、デートを成功させるためのデートプランを立てることをハッカソン用語で「アイディアソン」と言います。

では、ハッカソンを行うまでのアディアソンの流れを簡単に見てみましょう。 ざっと、こんな感じです。

  1. メンバーを募る
  2. テーマを決める
  3. テーマを元に何をするか打ち合わせをするためのアイディアソンを開く
  4. 仕様を決めたり、必要なデータを用意したりと準備をする
  5. ハッカソンを開催し、用意したデータやアイディアを形にする

よって、昨日は参加メンバーが決まっていたので。2番と、3番を行ったわけです。 2番のテーマは「オープンガバメント」として決まっていましたが、その「オープンガバメント」の説明を行いました。 3番では、ワールドカフェを利用して「どんなサービスを作ってみたいか」話し合うアイディアソンをおこないました。

では、時間軸に従って昨日の金沢ハッカソン-アイディアソン編を振り返ってみましょう。

受付開始 13:30

会場案内のポスター設置やワールドカフェの準備、プロジェクタの設営準備などのため運営スタッフは13:00前には集合していました。

▼出席確認の受付する2人(手前2人、木原氏と香川氏) f:id:miyakawa244:20160511222414j:plain

そして、13:30になる頃には続々と参加者が雪の降る中を会場に訪れてきていました。 ほとんどは初めてお会いする方々、私にとって6年振り以上に再会する人も何人かおり、非常に嬉しかったです。

オープニング 14:00〜

司会進行は本会場の提供をしていただけた石川工業高等専門学校の越野先生にお願いしました。 慣れた感じの司会進行には安心感があります。

▼写真中央奥、越野先生 f:id:miyakawa244:20160511222433j:plain

オープンガバメント講演 株式会社jig.jp 福野様 14:10〜

今回のハッカソンのテーマである「オープンガバメント」について株式会社jig.jpの福野様に講演いただきました。 オープンガバメントという言葉自体がまだメジャーではないため、まずは参加者全員のオープンガバメントへの理解度を揃えるために用意したプログラムです。

▼スライドタイトルがユニークですね。写真左側が福野社長です。 f:id:miyakawa244:20160511222505j:plain

「オープンガバメント」とは行政(ガバメント)がもつ公共データをオープンにして誰もが利用できるようにする流れのこと(オープンデータ)。

オープンデータは海外では広く広まりつつある考え方です。日本ではまだ事例も少ないのですが、福井県鯖江市では国内では郡を抜くオープンデータ事例がたくさんあるとのことでした。

紹介いただいた事例は「鯖江市のバスの現在位置をリアルタイムに把握できる」サービスでした。 これなら今どこをバスが走っているかを瞬時に理解できるので市民も安心でバスが利用しやすいというものです。

また、オープンガバメントのデータをどんな風に利用したいか「アイディアを出したいときのヒントとして、既存の類似サービスを模倣するといいですよ」とのアドバイスをいただきました。

鯖江市には様々な事例があるので参考にしてみるといいかもしれませんね。

金沢市も今後はオープンガバメントを推進していくために準備しているというお話を金沢市の職員から伺いました。

▼おすすめ最初の一歩です。無理せず、やりやすいやり方でインパクトのあるサービスが良さそうですね。 f:id:miyakawa244:20160511222533j:plain

詳しくは福野さんが slide share で公開していただけていますのでここクリックして見ることができます。

アイディアソン・カフェのスタート 15:10〜

オープンガバメントの説明を聞き、みんなが同じスタート地点にたったところで「何を創りましょうか?」というアイディア出しをするためのミーティングとして「ワールドカフェ形式」を取り入れました。

▼テーブルに模造紙を貼ってメモしながら、アイディアをみんなで書いていく形式です(写真はボカしてあります)。 f:id:miyakawa244:20160511222742j:plain

ワールドカフェ豆知識:
引用元:ワールドカフェとは? - ワールド・カフェ・ネット ゲストがリラックスしてオープンに生成的な話し合いを行えるように、様々な工夫を凝らした空間で話し合いを行った結果、創造性に富んだダイアローグを行うことができたことが始まりとなります。 ・・・中略・・・ 「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考えに基づいた話し合いの手法です。

ワールドカフェは株式会社アイ・オー・データ機器の山崎さんに司会進行を行っていただきました。

アイスブレイク、ラウンド1、ラウンド2、ラウンド3、の4つの流れで行われました。

各ラウンドでは1つのテーブルに5〜6人程度が集まり、各テーブルごとに司会の山崎さんが出題した問いに対して15分程度自由に話し合いました。 話し合いのルールはおおよそブレーンストーミング法に似ており、「自由に発言する、相手の発言を避難せず素直に聞く、無理にまとめない、1人90秒程度で話すのをやめる」などがありました。 終始和やかなムードで話がすすみ、各ラウンドごとにそのテーブルの代表者を1人残して他のメンバーは入れ替わるという形で行われました。

ワールドカフェ中の私の「ところでオープンガバメントで立派なサービス創っても人に見てもらえなかったらもったいないよね」という一言に、隣に居た宇野さんが「こんなのが有るよ」と CityData というサービスを紹介してくれました。

あなたの市町村のデータを世界に公開しよう! | Open Government Data | CityData http://citydata.jp

宇野さんにはその他にもOpenStreetMapというサービスを利用したバリアフリーマップというオープンデータサービスの紹介もいただきました。 オープンデータサービスとは、車いすの方でも出入りできる施設情報を公開するものです。

▼バリアフリーマップの紹介をする宇野さん f:id:miyakawa244:20160511222822j:plain

投票とカレー懇親会

アイディアソンの後は付箋(フセン)を使って各アイディアの投票を行い4つのテーマにまとめることが出来ました。 最後は時間の都合がつく人たちでカレー懇親会を行いました。

▼投票風景(写真をボカしてあります) f:id:miyakawa244:20130217161915j:plain

▼出前で用意したカレー弁当です。ナンもありました。 f:id:miyakawa244:20160511222900j:plain

終了の予定は18:30でしたが、みんなが意見の交換を繰り返し終了したのは20時頃でした。 外はすっかり雪に覆われて、車のフロントが凍ってましたw