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Miyakawa Blog

ウェブディレクターが日々のことを綴るブログ

楽しいウソならつきまくれ!!「ゲームデザイン脳」読書レビュー

f:id:miyakawa244:20121003215452j:plain 桝田省治著書の「ゲームデザイン脳」を先日読みました。 ※桝田さんは「俺屍」「桃鉄」「天外魔境」などを手がけたゲームデザイナの方です。

ゲームを作る上でのアイディアを見つける方法、設計方法、プロデュースする上でのゲームデザインの哲学などを楽しく紹介されています。

桝田さんはゲームデザイナでもあり、ゲームの企画を元にしたライトノベルズの作家さんでもあるらしいので、話の作り方がおもしろく楽しく読むことが出来ました。

話の合間にでてくる「秋山絵美」は演出上過激な扱いになっているのが愉快でなりませんでした(読んだ人しか分からないネタ)。

ゲーム制作とWeb制作の類似点

読んだ後の第一印象は私のWebクリエイタという職業にも役立つノウハウがたくさん詰まっていそうと思った事です。 Webサイト制作の上でも「人を飽きさせない」「サイトへのアクセスをリピートさせる」ための仕組みが大事になるわけですけど、ゲームのノウハウなどはとても役に立つと思っていました。

本書ではゲームデザイナがゲーム企画の発端となる場合に、全体のデザインを考え、プログラマやグラフィッカー、デザイナに指示または発注を出すということでしたが、何だかウェブディレクタやウェブプロデューサと似てるなと思いました。

実際に比較してみましょう。

ゲームデザイン脳の中で取り上げられているゲーム制作の流れ

  1. ゲーム作りのアイディア(ネタ)を見つける。
  2. 1番のネタを再現するための仕様や目的、コンセプトを決める。
  3. メインキャラクタを創る。
  4. メインキャラを活かすためにどんなシナリオを作ると面白いか考えて企画書にする。
  5. 設計書を制作し、グラフィックデザイナ、プログラマ、音響など各担当者に制作依頼する。
  6. 開発が終了したら、繰り返しテストをして不具合を修正したり、ゲームバランスを整える。
  7. 公開日を迎えてリリースする。

Web制作の大まかな流れ

  1. 制作のアイディア(ネタ)を見つける。
  2. アイディアを出して、サイトのコンセプトや世界観を作る。
  3. ペルソナ(ターゲット像)を構築する。
  4. 1〜2番の内容からペルソナの行動パターンを想定し、企画書にまとめあげる。
  5. 設計書を制作し、Webデザイナ、プログラマ、コーダーなどに制作依頼する。
  6. 開発が終了したら、繰り返しテストをして不具合を修正したり、サイトバランスを整える。
  7. 公開日を迎えてリリースする。

この2つの仕事の流れを大雑把に比較してみると意外と似ているところが多いという事が分かっていただけますでしょうか?

この本を読んで桝田省治さんの一面で、見習いたいと思ったことがありました。 それは「楽しそうな事に向き合い、企画書まで昇華できる熱意」これは絶対見習いたいし、Webクリエイターと呼ばれる人たちもこの本はぜひ読んでみる価値があると思った次第です。

楽しいウソなら、つきまくれ

Twitterで本の感想を書いたら、ご本人様から『実際には1年がかりの面倒な作業をさも1週間で簡単に片づけてるみたいな調子のいいウソが多い本なので注意されたし(笑) 』というメッセージが流れてきたときは驚きました。でもそこはクリエイター同士なんとなく空気感がわかるので大丈夫ですw

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いま、改めて本を手に取ってみると帯の背表紙に「楽しいウソならつきまくれ!!」とあったので桝田さんの愛あるメッセージと受け止めることにしました。

自分に都合のいいように読み取ることも楽しいですからねw

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