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Miyakawa Blog

ウェブディレクターが日々のことを綴るブログ

鉄鼠の檻(てっそのおり)を読了しました

鉄鼠の檻」読了しました。

今回も分厚く読み応え十分な本でした。

あらすじ

舞台は神奈川県は箱根にある仙石桜という古宿が舞台の1つになります。

この舞台はには久遠寺翁が登場します。

そう京極夏彦先生のファンならご存知「姑獲鳥の夏」に出て来た医者の久遠寺さんが絡んできます。しかも、久遠寺家が故意にしていた宿「仙石桜」で最初の事件が発生します。

新雪が降り積もる旅館の庭の真ん中に突如して屍体が出現します。周りに足跡も残さずにです。いわゆる密室トリックと同じ状態が発生したわけです。不可能犯罪。

その場所には久遠寺翁以外に、古物商の今川、中禅寺敦子に鳥口くんも居合わせます。

そして、時を同じくして箱根の別の場所に、京極堂と関口そして、彼らの妻達が現れてきます。中禅寺は古本の目利きと買取のために箱根に訪れてくるわけですが・・・・

みどころ

個人的には鳥口くんと敦子さんのやり取りも大好きですが、今回のみどころの1つは久遠寺翁さんの登場シーンです。

今回、関口くんの役割と同じ立ち位置に久遠寺さんが出てきます。

関口くんがいるときは、関口くんが読者の視点で語ってくれます、久遠寺翁が出て来たときは久遠寺翁さんが読者の視点で事件に絡んでくれます。

このように読者視点のキャラクタが数人出てくるのは新鮮でした。

そういう意味で言うと神奈川県警の山下刑事もおいしい役所だったと思います。

最後の最後で中禅寺が弱音をはき、負けるのではないか?と、危惧したシーンもありました。これはこれでみどころになるかもしれません。

もちろん、落とすところはしっかり落としきってくれたの問題は何もありませんでした。

最後に

今回は「怖い」と感じるところはあまりありませんでしたが、「不気味さ」を感じるところがいくつもあったと思います。

およそ1300ページ以上の小説は読み応えがあるのですが、途中で登場人物の相関関係が分からなくなったりとたいへんでした。

特に僧侶がたくさんでくるのですが、たくさん出て来てよう分からんくなりました。

もう一度読み直すとより、理解度が深まるかも。