Miyakawa Blog

ウェブディレクターが日々のことを綴るブログ

数えずの井戸 初 京極夏彦著

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=otokonokenkou-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4120040909 2週間ほど前の東京出張の折、有楽町駅近くの書店で京極夏彦さん著書の「数えずの井戸」を購入しました。 700ページ以上の本で、しかもハードカバーだったので辞書並みの厚さでした(笑) 京極先生の本を読了したのはこの本が初めてでした。 過去に「姑獲鳥の夏」を読んで、数十ページで断念したことがありましたが、その話はまた後ほどということに。 さて、この「数えずの井戸」は番町皿屋敷(一枚、二枚、三枚・・・・・九枚)の内容を京極先生の新解釈で書き上げられた著書です。 番町皿屋敷の話で菊(キク)が誰かを恨んで夜な夜な皿を数えることが有名ですが、誰を何が理由で恨んでいるかは諸説あると、京極先生が「数えずの井戸」の冒頭で語られていました。 その皿屋敷の物語を登場人物同士の個性と心の絡み合いを見事に描いた物語でした。 前半は一人ひとりに焦点をあて、徐々にその個人同士が絡み合います。 ある者は足りない心の隙間に悩み、ある者は何も無いのに心が足りており、また、ある者は数える切ることも欲することもない・・・・一人ひとりが主人公であり、その一人ひとりが関わり合ってこの「数えずの井戸」という物語が描かれていました。 結局一番恐ろしいものはなんだったのでしょうか。やはり人間だったのでしょうか、それとも・・・・ ページ数が多かったので心配しましたが、最後まで読了できました。 終盤は一気に読みきった感じでした。 多くの謎は残りましたが、終わり方も納得できた終わり方でした。