Miyakawa Blog

ウェブディレクターが日々のことを綴るブログ

ユーザ・ビリティー

ユーザ・ビリティー(usability)とはWEBの世界でもよく言われる言葉です。 直訳すると「使い勝手、有用性」といった言葉になります。 その道具(ツール)の利用目的を達成するための使いやすさを表す言葉です。

例えば、車に車のユーザ・ビリティーがあります。 運転のしやすさとか、乗り降りのしやすさ、荷物の運びやすさなどがユーザ・ビリティーです。 最近の車のコマーシャルでもユーザ・ビリティーを売りにしているものが目立ちます。 例えば、運転視界の広ろさをPRするCMや、大きいぬいぐるみをそのまま運べたり、自転車やベビーカーを畳まなくてもそのまま乗り降りできる車などのCMなどです。 また、そういった車は良く売れているようでもあります。

当然、ホームページにもユーザ・ビリティーを考慮した制作が求められてきています。 そして、ユーザ・ビリティーの良いホームページはアクセスも多く効果があり、逆にユーザ・ビリティーが悪いホームページはアクセスが振るわず効果が上がらないという特徴があります。

ホームページのユーザ・ビリティー

ユーザ・ビリティーを考慮するとき出来るだけ初めてサイトに訪れる人をイメージして使いやすさを考えます。 なぜなら、初めてサイトに訪れた方はそのサイトの中の巡回の仕方を学ばなければなりません。それまでのインターネットの経験と照らし合わせてサイトを観察するはずです。 例えば、次のようなことが考えられます。

  1. 左上のロゴはトップページに行くだろう
  2. この青いテキストに下線のスタイルはリンクだろう
  3. 「お気に入りに追加」をすると、現在見ているページが登録されるだろう
  4. 「戻る」をクリックするとサイト内のどこかのページへ行くだろう....etc

といった具合に今までの自分の経験と照らし合わせてサイトの使い方を分析するはずです。 しかし、自分の今までの経験と照らし合わせて期待を裏切られるとどうでしょう? ユーザは戸惑い、迷い、解決できなければあきらめて、そのサイトから逃げていってしまうでしょう。 このようなことは個人の趣味ページだけではなく、企業におけるプロモーションサイトや営業用サイトにもよく見かける傾向があります。 使い勝手が悪いサイトはお客様を迷わせるだけではなく、お客様を逃がしてしまう第1の原因にもなりえるのです。 今挙げた例は「使いやすさ」=「操作のしやすさ」として見ていきましたが、「操作のしやすさ」だけがホームページの使いやすさではありません。次は「情報伝達」の視点からユーザ・ビリティーを見ていきましょう。

情報伝達のしやすさとしてのユーザ・ビリティー

ホームページにおけるユーザ・ビリティーとして、「情報伝達のしやすさ」を無視することはできません。 「見せる」「読ませる」というユーザ・ビリティーです。 例えば次のようなことが考えられます。

  1. 文字が小さすぎないか
  2. 背景色又は、背景画像が邪魔をして文字が見難くなっていないか
  3. 色を使いすぎて目を疲れさせていないか
  4. 画像を使いすぎて情報伝達の妨げになっていないか
  5. 無駄なアニメーションがいつまでも動いていないか...etc

以上のようなサイトをご覧になった経験を皆さんもお持ちでありませんか。

去年よく流行ったパターンとして、「文字を小さくして、文字と背景色のコントラストを似たようなものにする」というのがありました。 文字の色がホワイトで背景色が薄いグレーというパターンや、文字がオレンジで背景色がイエローといったパターンです。しかも、文字が小さい。 最悪のパターンです。よほど特殊な目を持っている人でなければ読めないようなサイトになっているのです。 また、画像だらけで説明文が無いために何を伝えようとしているのか分からないページや、アニメーションがチカチカしていて文章を読みたくても気が散るページなどもよく見かけます。

このようなサイトも残念ですがお客様を逃がしてしまっています。

まとめ

ユーザ・ビリティーについてはまだまだ説明しなくてはならないことがたくさんあるのですが、共通してこれだけははっきりいえることがあります。

『ホームページ制作を甘く見て、「Wordが使えればホームページは簡単に作れるだろう」というノリで作ると必ず失敗します。』

「WEBサイト設計の段階で綿密な企画と分析、テストを行われていないサイトに限ってユーザ・ビリティーが悪い」ということです。 プロがWEBサイトを作るときは綿密な計画書を立案しますから、結果ユーザ・ビリティーも優れたものができます。

もし、一般の方が仕事の片手間にホームページを作るときや、個人で趣味のページを作るときもパソコンを操る手を止めて、紙の上で手書きで構わないので簡単な計画書を書いてから作るといいページができるかもしれません。